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Q:緊急時に石油ボイラーやガスボイラーを停止しなければならないのはどのような状況ですか?

A:
ボイラーの運転停止は、ボイラーが停止したことを意味します。ボイラーの停止は、操作方法に応じて、通常停止と緊急停止に分けられます。以下の7つの異常が発生した場合、石油・ガスボイラーは緊急停止する必要があります。そうしないと、設備の異常や経済的損失が発生します。

(1)ボイラ水位が水位計の最低水位線を下回ると、「水呼び」法でも水位が見えなくなります。
(2)ボイラー給水量を増加させても水位が低下し続ける場合
(3)給水設備に故障が生じ、ボイラーに水が供給できない場合
(4)水位計や安全弁が故障した場合、ボイラーの安全な運転が保証されない。
(5)排水バルブが故障し、制御バルブがしっかりと閉じられていない場合
(6)ボイラー内部の圧力面や水壁管、煙管等が膨らみ、破断し、または炉壁や前アーチが倒壊したとき。
(7)安全弁が故障すると、圧力計はボイラーが過圧で運転していることを示します。

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緊急停止の一般的な手順は次のとおりです。

(1)直ちに燃料と空気の供給を停止し、誘引通風を弱め、炉内の裸火を消し、燃焼が強いガス炉の運転を停止する。
(2)消火後、炉扉、灰扉、煙道バッフルを開けて換気と冷却を強化し、主蒸気弁を閉じ、空気弁、安全弁、過熱トラップ弁を開き、排気蒸気の圧力を下げ、汚水排出と給水を行う。釜水を入れ替え、釜水を約70℃まで冷却して排水する。
(3)渇水事故によりボイラーが緊急停止した場合、ボイラー内に水を追加することは厳禁であり、また、空気弁や安全弁を開いて急速に圧力を下げ、ボイラーが急激な温度や圧力の変化にさらされて事故が拡大するのを防ぐことも禁止されている。

上記は蒸気ボイラーの緊急停止に関するちょっとした豆知識です。同様の状況に遭遇した場合は、この操作に従ってください。蒸気ボイラーについて他にご不明な点がございましたら、Nobethのカスタマーサービススタッフまでお気軽にお問い合わせください。誠心誠意お答えいたします。


投稿日時: 2023年11月30日