コンクリートを打設後数日以内に施工すると、大量の水和熱が発生し、コンクリート内部の温度が上昇します。これにより、内外の温度差が大きくなり、ひび割れが発生する場合があります。そのため、橋梁蒸気養生はコンクリートの強度向上を加速させ、表面ひび割れを解消することができます。
橋梁蒸気養生のためのインテリジェントな可変温度蒸気養生制御システム
この生産ラインの導入とNobis蒸気発生器の導入により、プレハブ梁の生産はインテリジェント化、工場化、集約化が進み、人員投入を削減しながら生産効率が大幅に向上しました。
この地域では気温が下がり続け、夜間の気温は0℃を下回ることもあります。0~4℃では、セメントの水和反応時間は常温の3倍以上長くなります。このような場合、T形梁コンクリートは7日以内に設計強度の85%に達しず、プレストレスをかけることができません。天候が「暴風雨」に見舞われると、T形梁の生産進捗に深刻な制限が課せられます。同時に、気温が低すぎるため、セメントの水和反応が遅く、T形梁の強度不足などの品質問題が発生する可能性があります。
温度低下による悪影響を解決するため、蒸気養生技術の導入とアップグレードが決定されました。インテリジェント蒸気発生器から発生する高温蒸気は、コンクリート部材を加熱し、養生期間中に梁の温度と湿度を一定に保つために使用され、コンクリートの強度とエンジニアリング品質を確保します。
T形梁コンクリートを流し込んだ後、まず小屋布で覆い、蒸気発生器を作動させて小屋内の温度が15℃以上になるようにします。プレハブT形梁も温まり、強度も向上します。この技術の導入以来、T形梁の生産効率は大幅に向上し、生産量は1日5本に達しました。
蒸気発生器を用いてプレハブ梁を蒸気養生することを蒸気養生機といいます。蒸気養生機は熱効率が高く、ガス発生が速いため、設置やメンテナンスが容易です。自在キャスターを装備しており、移動も容易です。工場で圧力調整済みで、現場で水道と電気を接続するだけで使用できます。複雑な設置工事は不要です。